キッチンの腰壁をおしゃれ&使いやすく仕上げるコツ|メリット・デメリット、施工事例も紹介

キッチンの腰壁には、「水や油はねを防止する」「調理中の手元の目隠し」などの役割がありますが、腰壁をおしゃれに仕上げることで、キッチン・ダイニングのアクセントにもなります。
デザインのバリエーションも豊富なので、目標とするテイストに合った色や素材を選ぶようにしましょう。
今回は、キッチンの腰壁をおしゃれで使いやすく仕上げるコツをくわしく紹介します。
機能性とデザイン性を兼ね備えたキッチンの腰壁にするためのポイントがわかります。ぜひ、最後までごらんください。
Contents
キッチンに腰壁を設けるメリット・デメリット
キッチンの腰壁とは、キッチン本体とダイニングを仕切る床から人の腰くらいの高さの壁のことを指します。
キッチンに腰壁を設けることにより、「機能性」や「デザイン性」などさまざまなメリットがありますが、注意すべきデメリットもあるため、事前に確認しておきましょう。
キッチンに腰壁を設けるメリット
キッチンに腰壁を設けるメリットは、以下のとおりです。
- ・調理中の手元を隠せる
- ・収納スペースを確保できる
- ・油はね・水はねを防止できる
- ・ダイニング側にカウンターを設置できる
- ・キッチンのデザインにアクセントを加えられる
特に、機能性だけでなく、デザイン性が高いことが特徴的です。
キッチンに腰壁を設け、素材や色を工夫することにより、おしゃれなキッチンに仕上げることができます。
キッチンに腰壁を設けるデメリット
キッチンに腰壁を設けるデメリットは、以下のとおりです。
- ・狭さや圧迫感を感じることがある
- ・掃除が面倒
- ・凹凸のあるデザインはホコリがたまりやすい
フラットなキッチンに比べ壁ができる分、腰壁の高さによっては圧迫感を感じることがあるため、注意しましょう。
また、設置する腰壁によっては凹凸部分にホコリがたまり、掃除が大変と感じることがあるため、素材や形状は、慎重に検討することが重要です。
キッチンに腰壁を設けたおしゃれな施工事例を紹介
実際に、キッチンに腰壁を設けたおしゃれな施工事例を確認し、イメージを膨らませましょう。
板張りの腰壁がおしゃれなキッチン|ZERO CUBE makes
こちらは、腰壁がおしゃれな施工事例です。
全体的に木材をたっぷりと使用したナチュラルな雰囲気のリビングに、シダーウッドグリーンに塗装した板張りの腰壁がアクセントになり、開放的な雰囲気を実現しました。
▶施工事例:ZERO CUBE makes「パーケットフロアとシダーウッドグリーンに塗装した板張りが目をひくお店のような家」
爽やかな白い腰壁のキッチン|ZERO-CUBE Stylinghouse
こちらは、ナチュラルな雰囲気のLDKに爽やかな白い腰壁を取り入れた施工事例です。
キッチンにある柱がアクセントとなり、全体的にアメリカンヴィンテージな雰囲気に仕上がりました。
グレーの腰壁がおしゃれなキッチン|ZERO-CUBE STEPFLOOR
こちらは、キッチンにグレーの腰壁を取り入れた施工事例です。
板張りの天井、ホワイトで統一された内装のLDKにアクセントとしてグレーの腰壁を採用することにより、ナチュラル×モダンな印象を与えられます。
▶施工事例:ZERO-CUBE STEPFLOOR「広々土間スペースのある家」
杉板の腰壁がおしゃれなキッチン|自由設計
こちらは、キッチンの腰壁に杉板を採用した施工事例です。
杉板にBRIWAXを塗ったキッチンカウンターに、斬新なデザインの水栓と吊り棚を組み合わせることにより、カフェのようなおしゃれなキッチンに仕上がりました。
▶施工事例:自由設計「リビングとつながる約6帖の心地よいバルコニーのある家」
サーファーズスタイルに調和したキッチンの腰壁|ZERO-CUBE×WTW
こちらは、サーファーズスタイルのLDKに調和したブルーの腰壁がおしゃれなキッチンの施工事例です。
全体的にナチュラルテイストに仕上げ、【WTW】の家具や小物を備えたLDKにブルーの腰壁を取り入れることにより、統一感のあるコーディネートを実現しました。
▶施工事例:ZERO-CUBE×WTW「『自分らしい』サーファーズライフを楽しむ家」
湘栄建設には、おしゃれな腰壁のキッチンを設けた施工事例がほかにもたくさんありますので、ぜひごらんください!
キッチンの腰壁をおしゃれ&使いやすく仕上げるコツ
「機能性」と「デザイン性」を兼ね備えたキッチンにするためには、いくつかの注意点があります。
ここでは、キッチンの腰壁をおしゃれ&使いやすく仕上げるコツを紹介します。
棚やニッチを設けて収納力を高める
以下のようなアイデアにより、収納スペースを確保できます。
- ・立ち上がりを利用してニッチをつくる
- ・収納棚を設計する
- ・カウンターをつくる
例えば、以下の施工事例のようにキッチンカウンターをつくることにより、キッチンの使い勝手がよくなります。
▶施工事例:自由設計「暮らしながら作るカリフォルニアテイストの家」
腰壁の高さは90~120cmが目安
キッチンの腰壁の高さは、主に使用する方の身長によって異なります。
例えば、身長150cm程度の方は80cm、170cmほどの方は90cm程度の高さが使いやすいとされています。
さらに、天板から腰壁までの高さは15~30cmを目安とし、使い勝手がよい適切な高さを選びましょう。
目的に応じて素材の種類を使い分ける
キッチンの腰壁の素材にはさまざまな種類があり、「どのような素材を使うか」により全体の雰囲気が変わります。
以下のように目標とするテイストによって腰壁の素材の種類を選定しましょう。
種類 | 特徴 |
---|---|
板張り | ・ナチュラルな雰囲気に仕上がる ・高級感のある雰囲気に仕上がる ・塗装で色をつけられる ・さまざまなテイストと調和しやすい ・幅広い価格帯から選べる |
石材 | ・高級感を演出できる ・ゴツゴツとした質感 |
タイル | ・バリエーションが豊富 ・耐久性が高い ・メンテナンスしやすい |
壁紙 | ・加工しやすい ・コストを抑えられる ・比較的張替えが容易 ・チープな印象になることがある |
キッチンの照明にもこだわる
キッチンの腰壁をおしゃれに仕上げるには、キッチン周りの照明にもこだわりましょう。
キッチンの照明の選び方のポイントは、以下のとおりです。
明るさ | ・一畳あたり400ルーメン以上を推奨 |
---|---|
色 | ・電球色:暖かみがある ・昼白色:細かいところまでよく見える ・温白色:電球色と昼白色の中間 |
照明器具 | ・ダウンライト ・シーリングライト ・ペンダントライト ・スポットライト など |
以下の施工事例は、キッチンの照明器具におしゃれなペンダントライトを採用したものです。
▶施工事例:ZERO MALIBU SKY「高麗山の大自然に囲まれた開放感あふれる屋上付き、約8帖のリビングからつながるウッドデッキも魅力の家」
LDK全体をトータルコーディネートする
キッチンの腰壁のデザインを決める際は、LDK全体のテイストやバランスを考え、1つの調和のとれた空間としてトータルコーディネートすることが大切です。
新築の場合、リビングのテーブル、ソファーなどのインテリアもキッチンのデザインと同時進行で考えることにより、おしゃれで統一感のある仕上がりになります。
おしゃれなキッチンの腰壁についてのQ&A
最後に、おしゃれなキッチンの腰壁についてよくいただく質問と回答を紹介します。
キッチンの腰壁の理想的なサイズは
使いやすいキッチンの腰壁の高さは、「腰壁の高さは90~120cmが目安」の章で説明しましたが、一般的には腰壁が高いと、「圧迫感を感じやすい」「リビングの様子を見にくい」などの傾向があります。
一方で腰壁が低いと、「水はね・油はねを防止しにくい」「手元を隠しにくい」などの傾向があることに注意しましょう。
優先順にを決めて腰壁の高さを決めることで満足度の高いキッチンに仕上がります。
キッチンの袖壁とはどこですか
キッチンの袖壁とは、柱や壁から垂直に張り出した壁のことを指します。
腰壁と違い、基本的には床から天井まで伸びていることが多く、スペースを明確に区切る役割があります。
キッチンの腰壁の「あり・なし」どちらがよいのか
以下のような方はフルフラットキッチンをおすすめします。
- ・LDKを広く見せたい
- ・とにかく開放感のある雰囲気にしたい など
一方で、以下のような方はキッチンに腰壁を設けることをおすすめします。
- ・調理中の手元を隠したい
- ・カウンターを設けたい など
「マイホームを建てたあとにどのようなキッチンにしたいのか」をイメージして、キッチンに腰壁を設けるか否かを判断しましょう。
まとめ
キッチンの腰壁をおしゃれ&使いやすく仕上げるコツを紹介しました。
腰壁の素材や色にこだわり、LDK全体をトータルコーディネートすると同時に、腰壁の高さや収納スペースにこだわることで、「デザイン性」と「機能性」を兼ね備えたキッチンに仕上がります。
今回紹介した情報が、おしゃれで使い勝手がよいキッチンを検討中の方の参考になれば幸いです。
湘栄建設では、神奈川県内で土地探しから家づくりまでトータルサポートしております。
お客様のライフスタイルやご要望に合わせた土地探し、住まいづくりをご提案可能です。
こだわりのデザイン・間取りを採用したモデルハウスもご案内できますので、お気軽にお問い合わせくださいね。
施工エリア:二宮町・大磯町・平塚市・茅ケ崎市・藤沢市・寒川町