アウトドアリビングの後悔パターンと対策|虫・日差し・雨・動線など
最近は、ウッドデッキやタイルテラスなどをアウトドアリビングとして活用する間取りが人気です。
アウトドアリビングは室内と屋外をつなぐ中間的なスペースで、さまざまな用途に使えてライフスタイルが広がるのが魅力です。
しかし、アウトドアリビングには注意すべきポイントもあり、しっかり考えないと後悔してしまう可能性もあります。
そこで今回は、アウトドアリビングでよくある後悔パターンをピックアップして、対策とセットで解説します。
Contents
アウトドアリビングが人気な理由は?
最近は、新築住宅にアウトドアリビングをつくるケースが増えています。
アウトドアリビングには次のようにさまざまなメリットがあり、現代のライフスタイルにマッチすることが多く、人気が高まっているのです。
※アウトドアリビングのメリット
- 室内ではできない過ごし方が広がる
- セカンドリビングとして活用できる
- 室内を広く見せることができる
ウッドデッキやテラスなどのアウトドアリビングは、お子さまやペットの遊び場、ガーデニングやBBQなど、室内ではできない過ごし方が広がるのがメリットです。
また、お昼寝やお友達とのティータイムなど、セカンドリビングとして気軽に活用できるのも素敵ですね。
室内の窓からアウトドアリビングが見えるレイアウトなら、お部屋が広く見える効果も期待できます。
このようにアウトドアリビングにはさまざまなメリットがあり、新築住宅に取り入れられるケースが増えているのです。
ただし、屋外スペースであるため天気や虫といった外的要因も多く後悔するケースもあるため、しっかり対策する必要があります。
アウトドアリビングの後悔パターンと対策
アウトドアリビングでよくある後悔パターンと、対策をセットでチェックしていきましょう。
虫が気になる
せっかく素敵なアウトドアリビングをつくったのに、蚊やハエなどの虫が気になり、思ったように過ごせず後悔するケースが多いようです。
屋外であるため虫を完全に防ぐのは難しいですが、事前の対策でなるべく気にならない環境をつくりましょう。
※アウトドアリビングの虫対策
- コンクリートやタイルで雑草が生えるのを防ぐ
- 虫が付きにくいシンボルツリーを植える
- 水はけが良い庭づくりをする
アウトドアリビングの周りに雑草が多いと虫が多くなるため、お手入れしやすい庭づくりを心がけましょう。
定期的な草むしりが難しい場合は、コンクリートやタイルなどで土の面積を減らすのが効果的です。
また、アウトドアリビングの周りにシンボルツリーを植える場合、オリーブやシマトネリコなど虫が付きにくい種類を選ぶのもおすすめです。
水たまりがあると蚊が繁殖する原因になるため、地面の仕上げや排水を考えて予防しましょう。
日除けが無くて暑い
夏の強い直射日光のせいで快適に過ごせないのも、アウトドアリビングでよくある後悔例です。
太陽の光は気持ち良い反面、日差しが強くなる6~9月ごろは暑さや日焼けが気になり、アウトドアリビングで快適にくつろぐのが難しくなります。
夏場もアウトドアリビングを使えるように対策するなら、広さや利用シーンに合わせて日除けや屋根の設置を検討しましょう。
可動式のオーニングなどを付ければ、日差しが強い季節や時間帯だけ遮り、日陰で快適に過ごすことができます。
また、ウッドデッキにフェンスや柱を付けて、タープやグリーンカーテンなどで気持ち良い日陰をつくる方法もあります。
雨の多い時期に使えない
梅雨や秋雨など、雨が続く時期はアウトドアリビングを使うことができないため、実際に暮らし始めてから後悔するケースもあります。
また、チェアやソファなどの家具をアウトドアリビングに置く場合、雨で濡れた後はしばらく使えませんし、掃除も大変です。
雨の日もアウトドアリビングを使う可能性がある場合は、屋根を付けて対策しましょう。
雨対策としては、インナーバルコニー内にウッドデッキを設置したり、後付けで屋根を付けたりする方法があります。
ただし、屋根を付けるとアウトドアリビングが建築面積に含まれるケースもあるため、敷地や延床面積全体のバランスも考えながらハウスメーカーと相談しましょう。
室内とのつながりが悪い
アウトドアリビングは室内と屋外をつなぐ中間的なスペースであるため、動線効率が悪いと使いづらくなり後悔する可能性があります。
例えば、天気が良い日に食事を採るためにアウトドアリビングをつくる場合、キッチンとのつながりが悪いと配膳や片づけに時間がかかり使いづらくなります。
対策としては、アウトドアリビングを使うシーンをリアルにシミュレーションして、室内外を含めた動線計画を立てることが大切です。
どんなシーンでアウトドアリビングを使うのか考え、関係する間取りとの位置関係も含めてスムーズな動線計画を立てましょう。
外から丸見えでくつろげない
周囲の建物や道路が近い立地では、アウトドアリビングが外から丸見えで思ったようにくつろげず後悔するケースもあります。
アウトドアリビングはプライベートタイムを過ごす場所ですから、外からの視線が気になることが多いです。
後悔を防ぐためには、敷地の周辺環境も踏まえて、フェンスや生垣などの目隠しでプライバシー性を確保することが大切です。
周囲をフェンスでぐるりと囲むと圧迫感が出ることもあるため、居心地の良さや開放感とプライバシー性のバランスを考えましょう。
ウッドデッキがボロボロ…
ウッドデッキをアウトドアリビングにする場合、紫外線や雨の影響で劣化してボロボロになり、後悔するパターンもあります。
特に、天然木のウッドデッキやフェンスは定期的な塗装が必要で、太陽光や雨で劣化しやすいため注意が必要です。
メンテナンスの手間を減らしたい場合は、天然木を避け人工木など耐久性が高い素材を選びましょう。
最近は、木粉を配合した樹脂材で、塗装不要で自然な質感や触り心地を再現したウッドデッキやフェンスもあります。
庭が狭くなってしまった
敷地面積によっては、アウトドアリビングによって庭や駐車場が狭くなり、逆に使い勝手が悪くなってしまうリスクも考えられます。
ウッドデッキやタイルテラスは一定の条件を満たせば延床面積に算入されませんが、その分ほかの庭スペースは狭くなってしまいます。
例えば、駐車場がギリギリの広さになると、車を出し入れしたり乗り降りしたりする際に不便を感じる可能性があります。
アウトドアリビングを計画する際は、敷地全体のバランスを考えながら、住まいづくりと同時進行するのがおすすめです。
コンセントや水道が無くて不便
アウトドアリビングの近くにコンセントや水道が無く、使い勝手の悪さに後悔するケースも多いようです。
アウトドアリビングでは電化製品を使うことが多く、コンセントが無いと過ごし方に制限が出て不便に感じる可能性があります。
また、アウトドアリビングでお子様のプールやガーデニングの水やりなどをする際も、近くに水道が無いと不便です。
どのような過ごし方をする場合でも、アウトドアリビングの近くに屋外用のコンセントや水道を付けておきましょう。
アウトドアリビングづくりのポイント
ここまで見てきたアウトドアリビングの後悔例を踏まえて、レイアウトを考えるときのポイントをチェックしておきましょう。
まずは用途を明確にする
アウトドアリビングの後悔を防ぐ考え方としては、まずどんな過ごし方をしたいのか、用途を明確にすることが大切です。
天気が良い日の食事やお昼寝、ペットやお子さまの遊び場など、アウトドアリビングの用途によって必要な広さや適切なレイアウトは変わります。
用途を明確にすることで適切な設計や取るべき対策が分かり、後悔を防ぐことにつながります。
土地探し・間取りづくりと同時進行する
アウトドアリビングは単体で考えるのではなく、土地探しや間取りづくりと同時進行するのがおすすめです。
ウッドデッキやテラスなどの外構は建物が完成してからでも工事できますが、後から考えると動線が悪くなったり予算オーバーしたりするリスクが高くなります。
アウトドアリビングを想定して土地探しをすれば、どれくらいの敷地面積が必要なのか明確になるため、失敗や後悔を防ぎやすくなります。
また、住まいづくりのプロと一緒にアウトドアリビングの配置や動線を考えれば、使いやすく快適な空間づくりもしやすいです。
アウトドアリビングも住まいの一部として考え、建築費用や土地取得費用と合わせたトータル予算計画を立て、使いやすい空間に仕上げましょう。
まとめ
アウトドアリビングはさまざまな過ごし方ができる素敵なスペースですが、注意すべきポイントもあります。
良く考えずにつくると後悔する可能性もありますので、今回ご紹介したポイントにしっかり対策して快適なスペースに仕上げましょう。
また、アウトドアリビングのある家づくりを検討する際は、実績が豊富なハウスメーカーに相談することも大切です。
湘栄建設は、ウッドデッキやルーフバルコニーなど、アウトドアリビングのある家づくりをサポートしています。
開放感やデザイン性、プライバシー性に配慮した使いやすいアウトドアリビングをご提案可能です。
こだわりのデザイン・間取りを採用したモデルハウスもご案内できますので、お気軽にお問い合わせくださいね。
施工エリア:二宮町・大磯町・平塚市・茅ケ崎市・藤沢市・寒川町