屋上のある家の後悔例と対策|デメリットに対策して屋上ライフを楽しもう
最近はマイホームの過ごし方が多様化しており、さまざまな楽しみ方ができる、屋上のある家を建てる方が増えています。
しかし、屋上のある家を建てると、雨漏りやメンテナンスなどで後悔するという意見を目や耳にすることもあり、心配な方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、屋上のある家でよくある後悔例と対策をセットで解説します。
後悔しやすいポイントやデメリットを把握して対策すれば、屋上のメリットを活かした素敵なマイホームを建てることができます。
後半ではおしゃれな屋上のある家の施工事例も紹介しますので、ぜひ理想のマイホームづくりにお役立てください。
Contents
屋上のある家の後悔例と対策
実際に屋上のある家を建てて後悔しやすいポイントをピックアップし、対策とセットでチェックしていきましょう。
雨漏りで修理費用がかかった
屋上のフラットな陸屋根は、傾斜を付けた一般的な屋根と比べると雨漏りリスクが高くなるため、修理費用がかかって後悔するケースが考えられます。
屋上の陸屋根は人が歩けるように勾配が緩くなっているため雨水が溜まりやすく、排水口にゴミが詰まって雨漏りするパターンも。
また、ベランダの床などと同じ防水工事で仕上げるため、紫外線などを受けて劣化すると雨漏りの原因になります。
屋上の雨漏り対策としては、施工実績が豊富な住宅会社で建てるのが基本です。
実際に屋上のある家を建てた実績が豊富な工務店やハウスメーカーなら、適切な勾配や排水口の配置など、雨漏りリスクを軽減する工夫が期待できます。
湘栄建設は屋上のあるおしゃれな住まいづくりの実績が多数ございます。
外観・内装デザインの参考にもなりますので、ぜひ施工事例をご覧ください。
掃除が大変
屋上スペースは定期的なお掃除が必要になるため、負担が大きく後悔したと感じるケースもあるようです。
傾斜のある屋根は雨で汚れやホコリが流れ落ちますが、フラットな屋上は流れが弱いため、汚れが溜まりやすくなります。
また、鳩などの鳥のフンが屋上に落ちて、見た目やニオイなどが気になるケースもあります。
屋上のお掃除対策としては、水道・コンセントを設置して洗浄機などを使えるようにするのが効果的です。
下の階から水を運んでブラシで屋上を掃除するのは大変ですが、洗浄機が使えれば短時間で終わります。
コンセントや水道は屋上での過ごし方も広がるので、なるべく使いやすい場所に設置しておきましょう。
周囲から丸見えでくつろげない
実際に屋上のある家が完成したら、周囲の建物から丸見えになってしまい、思ったようにくつろげないのも後悔例の1つです。
屋上は周囲の建物から見えにくいものの、ビルやマンションなど高い場所からは丸見えになってしまいます。
土地選びの段階では低い場所から見るため分かりにくく、実際に屋上が完成してから気づくケースも多いです。
対策としては、隣接する建物だけでなく、周辺に高いビルやマンションが無いか確認することが大切です。
また、将来的に大きなマンションやアパートなどが建つ可能性がないか、土地選びの段階で周辺状況も確認してみましょう。
結局使わなくなってしまった
せっかく屋上をつくったのに、実際に暮らし始めたらあまり使わなくなり、「やっぱりいらなかった」と後悔するケースも多いようです。
屋上はさまざまな用途に使えるスペースですが、あこがれだけで何となくつくるとムダになってしまう可能性が高いです。
また、屋上までの動線が長いと、不便で使わなくなってしまうケースも考えられます。
対策としては、屋上の使い方をリアルにシミュレーションして、下の階との動線まで考えることが大切です。
例えば、食事やBBQを屋上で楽しむなら、キッチンやパントリーから近いと使いやすくなります。
屋上でどのように過ごすのか考え、準備や後片付けなどを踏まえて動線をシミュレーションしましょう。
洗濯物を干しにくい
日当たりの良い屋上は洗濯物が良く乾くのがメリットですが、実際に使ってみると不便に感じて後悔するケースもあります。
例えば、洗濯機置き場が1階にある場合、濡れた洗濯物を持って屋上まで上がるのは大変です。
また、遮るもののない屋上は雨や風の影響を受けやすいため、天候によっては洗濯物を干しにくいこともあります。
屋上を物干しスペースとして活用する場合は、日常的な洗濯物と使い分けるのがおすすめです。
普段の洗濯物はランドリールームなどを使い、布団やラグなど大きな物は、天気が良い日に屋上に干せると便利です。
下の部屋が暑くなる
屋上をつくると小屋裏が無くなるため、太陽の熱が下の階に伝わり暑くなるのも代表的な後悔例です。
小屋裏には屋根の熱が下の階に伝わらないようにする役割があり、夏場には50~60℃前後になることもあります。
屋上と下の階の天井が近くなるため、太陽の熱がダイレクトに伝わりやすくなってしまうのです。
屋上による暑さは、断熱性能を高めるのが基本的な対策です。
性能が高い断熱材を使うことで、屋上の熱が伝わりにくくなり、室温の上昇を緩和できます。
また、屋上の床に遮熱塗料を使ったり、熱を反射しやすい色を選んだりするのも効果的な対策です。
建築費用が高くなり予算オーバー
屋上は一般的な屋根より建築費用が多めにかかる傾向があり、予算オーバーで要望を削らざるを得なくなり、後悔する可能性があります。
屋上にかかる費用は広さや構造などさまざまな要素で変動するため予測が難しく、予算オーバーするリスクが高くなります。
屋上づくりによる予算オーバーを防ぐには、プランごとの価格が明確な規格住宅を選ぶのがおすすめです。
例えば、キューブ型のおしゃれな規格住宅「ゼロキューブ」は、屋上のオプションを追加でき、プランごとの価格も明確です。
こちらのコラムで規格住宅のメリットや屋上のあるプラン例も紹介しています。
▶関連コラム:おしゃれな規格住宅の間取り&内装デザイン実例|メリットやハウスメーカー選びのポイントも
メンテナンス費用が高額
屋上は防水層の再塗装など定期的なメンテナンスが必要になるため、将来メンテナンス費用が負担になり後悔するケースもあるようです。
一般的な屋根も定期的な塗装は必要ですが、屋上の防水処理の方が費用が高くなる傾向があります。
屋上のある家を検討するときは、数十年暮らすことを考えてメンテナンス計画を立てて、費用を積み立てて対策しましょう。
お子さまを遊ばせるのが心配
屋上はプライバシー性や安全性が高いスペースですが、お子さまの遊び場にする場合、落下事故などが心配になる方も多いようです。
小さなお子さまはいろいろなことや遊び方に興味を持つため、うっかりご本人やおもちゃなどが転落しないか心配ですよね。
屋上の転落事故リスクについては、フェンスや壁の高さを上げて対策し、屋上での過ごし方やプライバシー性なども踏まえて安全な環境をつくりましょう。
屋上のある家のおしゃれな施工事例
最後に、実際に屋上スペースを取り入れた、おしゃれな家の施工事例をご紹介します。
各事例ページにお住まい全体の写真もありますので、気になるお家があったらぜひチェックしてみてください。
花火が見える屋上(ZERO-CUBE+SKY BALCONY)
お子さまやペットが遊べる広々とした屋上スペースは、タイル・デッキ・芝生を貼り分けているのが特徴です。
複数の床材を貼り分けることで屋上に変化が生まれ、それぞれの場所で使い分けも可能です。
周囲に大きな建物が無くプライバシー性も高いため、リラックスできる環境で、さらに高さのある壁で安全性もしっかり確保。
眺望の良い屋上からは、花火大会を綺麗に眺めることもできます。
ウッドデッキのある屋上(ZERO SURF SKY)
▶施工事例:海岸まで徒歩5分!屋上にはウッドデッキと水栓を完備した潮風を感じる家
屋上にウッドデッキとガーデンシンクを設置し、おしゃれで使い勝手の良いスペースに仕上げた施工事例です。
屋上の壁は、ウッドデッキに合わせて木目柄の外壁材をチョイスし、全体の統一感とデザイン性を高めました。
ガーデンシンクでは食事やBBQの洗い物をしたり、ガーデニングの水やりをしたり、屋上の利便性が高まります。
シンクの下は水分やキズに強いタイル貼りにして、メンテナンスしやすいように仕上げました。
まとめ
屋上のある家には注意すべきデメリットもありますが、しっかり対策すれば後悔を防ぐことが可能です。
屋上のメリット・デメリット両方をしっかり把握し、施工実績が豊富な会社に相談して後悔や失敗を防ぎましょう。
湘栄建設は、屋上のある家を手掛けた豊富な実績をもとに、使いやすくおしゃれな住まいづくりをご提案しています。
屋上のことはもちろん、間取り、資金計画、土地探しなど、マイホームづくりのことなら何でもお気軽にご相談ください。
施工エリア:二宮町・大磯町・平塚市・茅ケ崎市・藤沢市・寒川町