海が近い家|メリット・デメリット、塩害対策なども解説

海が近いことはメリットも多いのですが、「塩害」「自然災害」などのリスクもあるため、マイホームの建築時にはしっかりと対策を講じることが重要です。
今回は、海が近い家のデザインの実例を紹介すると同時に、メリット・デメリットや塩害対策なども解説します。
海が近い家のメリット・デメリット
海が近い家は、メリットだけではなく、デメリットもあるため、事前に確認することが大切です。
ここでは、海が近い家のメリット・デメリットを紹介します。
海が近い家のメリット
海が近い家のメリットは、以下のとおりです。
- ・磯の香り、波音、開放的な景色を楽しめる
- ・自然の多い環境で暮らせる
- ・海のレジャーを楽しめる
海が近いので、「サーフィン」「釣り」「マリンスポーツ」などのアクティビティを満喫できるのも海が近い家のメリットですね。
海が近い家のデメリット
海が近い家にはたくさんのメリットがありますが、以下のようなデメリットもあることに注意しましょう。
- ・塩害に悩まされることがある
- ・自然災害・強風による被害にあいやすい
- ・湿度により洗濯物がカラッと乾きにくいことがある
海が近い家は、潮風により、以下のような塩害に悩まされることがあります。
- ・外に置いてある室外機、自転車などがサビやすい
- ・金属製の外壁、鉄筋コンクリートの劣化が生じやすい
一般的に海から5km圏内にある建物は、塩害の被害の影響を受けやすいとされていますので、マイホームの建築の際には「塩害に強い素材を採用する」「定期的なメンテナンスを施す」など塩害対策を講じる必要があります。
また、台風による強風、地震による津波などの自然災害のリスクも高くなることも頭に入れておきましょう。
おしゃれ&安心して暮らせる海が近い家のポイント
海の近くに家を建てる際には、海と調和するおしゃれな外観デザインにしたいですよね。
また、デザイン性にこだわるだけでなく、塩害や強風に強い外観にすることも重要です。
ここでは、おしゃれ&安心して暮らせる外観のポイントを紹介します。
外観デザインのポイント
以下のように、景観に調和したデザインにすることで、統一感のあるおしゃれな外観に仕上がります。
- ・海と調和する素材や色を取り入れる
- ・天然木をアクセントとして使用する
「ラップサイディング」「カバードポーチ」などが特徴的なカルフォルニアテイストのサーファーズハウスは、海が近い家の代表的な外観です。
その他にも以下のような工夫により、さまざまなテイストの海の見える家に仕上がります。
(例)
- ・モダンな外観×白の塗り壁:南欧風
- ・モダンな外観×天然木:ナチュラルモダン など
以下の記事で、サーファーズハウスの外観・内装・間取りの特徴を確認できます。
▶関連コラム:【サーファーズハウスとは?】外観・内装・間取りの特徴を紹介│メリット・デメリット、実例も解説
間取りや外構にもこだわる
「ウッドデッキ」「大開口」など自然とつながれる間取りを取り入れると、開放感が高まります。
特にウッドデッキは、「休日は家族や友人とバーベキューをする」「海を眺めながら休憩するスペース」などアウトドアリビングとして多用途に活用できるのでおすすめです。
また、以下のようなアイデアを外構に取り入れることにより、景観に調和した外構を実現できます。
- ・庭にシンボルツリー、芝生などを取り入れる
- ・アクセントとして自然石を採用する(ロックガーデン風)
- ・ドライ系の植栽をチョイスする
以下の記事で、おしゃれなウッドデッキのある施工事例やメリット・デメリットを確認できます。
▶関連コラム:おしゃれなウッドデッキのある家の施工事例|メリット・デメリットや対策も解説
塩害対策を講じる
海が近い家を建築する際には、以下のような外装・外構・設備など室外の塩害対策を検討しましょう。
場所 | 塩害対策 |
---|---|
外装 | ・対候性のある塗料を使用する ・塩害に強い樹脂系サイディング、ガルバリウム鋼板などを採用する |
設備 | ・室外機は海の反対側に設置する ・耐塩害仕様のものを選ぶ |
外構 | ・樹脂素材を選ぶ ・植栽は塩害に強いものを選ぶ |
塩害対策として重要なことは、定期的に水洗いをして塩を落とすことです。
海が近い家の外構には、立水栓を設置するようにしましょう。
ガレージを設ける
海が近い家には、ガレージを設けることで車が塩害を受けるリスクを軽減できますし、外観デザインのアクセントにもなるためおすすめです。
車を止めるだけでなく、趣味のスペースとしても利用できるのもガレージハウスの魅力です。
ルーフバルコニーを採用する
海が近い家には、ルーフバルコニーを取り入れることで眺望を楽しめます。
ルーフバルコニーは、景観を楽しめるだけでなく、「洗濯」「ガーデニング」「バーベキュー」など多目的に活用できることも魅力です。
ルーフバルコニーのメリット・デメリットは、以下の記事で確認できます。
▶関連コラム:【ルーフバルコニーのデメリットとは?】後悔・トラブルの事例10選│大雨による雨漏りやバーベキュートラブル…対策は?
湘南エリアで海の見える家の建築・購入を検討している方は、ルーフバルコニーの施工経験が豊富な「湘栄建設」まで、お気軽にご相談ください。
海が近い家のおしゃれな外観実例を紹介
海が近い家のおしゃれな外観実例を紹介します。
バルコニーから海の見える家|ZERO-CUBE MALIBU
こちらは、バルコニーから海が見える家の外観実例です。
キューブ型の外観のアクセントとして、1階と2階それぞれに同じ長さのバルコニーを採用することで「スタイリッシュ×モダン」な外観に仕上がりました。
開放感のあるバルコニーからは、海を一望できる非日常的な空間に仕上がりました。
白塗りの外壁&ウッドデッキがおしゃれな海が近い家|ZERO-CUBE×WTW
こちらは、白塗りの外壁&ウッドデッキが特徴的な海が近い家の外観実例です。
カリフォルニア・マンハッタンビーチの町並みを思わせる、白塗りの外壁と木の質感のコントラスがおしゃれです。
白を基調とした外観がおしゃれな海が近い家|自由設計
こちらは、地中海のリゾート地を彷彿とさせる白を基調とした海が近い家の外観実例です。
リビングからつながる開放的なバルコニーは、海を眺めながらリラックスできるアウトドアリビングとしても活用できます。
海が近い家についてのQ&A
最後に、海が近い家の外観についてよくいただく質問と回答を紹介します。
塩害地域・重塩害地域とは何ですか
塩害地域とは、塩害の被害を多く受けるエリアのことを指し、以下のように定義されます。
- ・塩害地域:海岸から500m~2kmの地域(※関東の場合)
- ・重塩害地域:海岸から500m以内の地域
重塩害地域においては、ほとんどメーカーの太陽光パネルや蓄電池の設置ができないため、検討している方は確認が必要です。
海が近い家にあると望ましい設備は何ですか
海が近い家には、以下の設備があると望ましいです。
- ・車庫
- ・雨戸・シャッター
- ・立水栓
潮風による塩害、強風による被害のリスクを軽減するためにも、上記の設備の導入を検討しましょう。
海が近い家は、湿気が多いですか
海沿いに家を建てる場合には、海からの湿気を帯びた風の影響を受けやすくなります。
「洗濯物が乾きにくい」「カビが発生する」などのリスクを軽減するため、以下のような湿気対策を講じることをおすすめします。
- ・高性能換気設備を導入する
- ・窓の配置を工夫する
- ・調湿性がある建材を使用する
海が近い家の湿気対策は、通気性を高めることが重要です。
「第一種換気設備のような強制的に換気できる設備を導入する」「窓を対角線上に配置する」などを検討しましょう。
まとめ
今回は、海が近い家のおしゃれな外観デザインのご紹介と海の近くでも安心して暮らせるようにするためのポイントを紹介しました。
外装だけでなく、外構のデザインも景観と調和するようにトータルコーディネートすることで、クオリティの高い外観デザインの家を実現できます。
また、海の近くに家を建てる際には、塩害対策、強風対策もしっかりと講じましょう。
今回紹介した情報が、海の近くにお家の建築をご検討されている方の参考になれば幸いです。
湘栄建設では、神奈川県内で土地探しから家づくりまでトータルサポートしております。
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こだわりのデザイン・間取りを採用したモデルハウスもご案内できますので、お気軽にお問い合わせくださいね。
施工エリア:二宮町・大磯町・平塚市・茅ケ崎市・藤沢市・寒川町