吹き抜けにすれば良かったと後悔した理由|メリット・デメリット、成功例なども紹介

実際にマイホームを建ててから、「リビングが狭く感じる」「玄関が暗い」などの理由で「リビングや玄関を吹き抜けにすれば良かった」と後悔することがあります。
吹き抜けのある家はデメリットもあるため、断念する方もいらっしゃいますが、たくさんのメリットがあります。
事前にデメリットを把握し対策を施すことにより、後悔しない吹き抜けのある家づくりを実現しましょう。
今回は、吹き抜けにすれば良かったと後悔した理由やメリット・デメリットなどを紹介します。
実際の吹き抜けのある家の成功例も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
吹き抜けにすれば良かったと後悔した理由
「吹き抜けはやめたほうがいい」という意見もあり断念した結果、「やっぱり、吹き抜けにすれば良かった」と後悔することがあります。
後悔した理由を確認し、マイホームに吹き抜けを取り入れるべきかを判断しましょう。
室内が狭く感じる、圧迫感がある
天井や壁により視界が遮られると圧迫感を覚えたり、室内が狭く感じることがあります。
特に、狭小住宅のように床面積が限られている場合には、吹き抜けを設けることを検討しましょう。
室内が暗く感じる
住宅の間取りによっては採光を確保できず、「室内が暗く感じる。吹き抜けにすれば良かった。」と後悔することがあります。
特に、両隣に家が建っている場合には、採光性を確保することが難しいケースもあるため、吹き抜けを検討することも必要です。
家族とのコミュニケーションが取りにくい
1階と2階がシャットアウトされる間取りは、「2階に声が届きにくい」「家族の存在を感じられない」などの理由で、ご家族とスムーズなコミュニケーションが取りにくいと感じることがあります。
特に、2階に子ども部屋を配置する場合には、吹き抜けを設けて1階と2階につながりのある空間をつくることをおすすめします。
室内に湿気がこもりやすい
吹き抜けがない家は、通気性の確保が難しいケースもあり、湿気がこもりやすいと感じることがあるかもしれません。
特に、「海が近い」「日当たりが悪い」など地域的に湿気が発生しやすい土地に家を建てる際は、吹き抜けを設けることを検討しましょう。
以下の記事で海沿いの家づくりの注意点と対策を確認できます。
▶参考コラム:海沿いの家づくりの注意点と対策|メリット・デメリットも解説
吹き抜けのメリット
吹き抜けのある家には、以下のようなメリットがあります。
- ・開放的な雰囲気になる
- ・採光性・通気性を確保しやすい
- ・家族間のコミュニケーションがとりやすい
- ・おしゃれなデザインを実現できる
それぞれ、見ていきましょう。
開放的な雰囲気になる
吹き抜けを設けることで、天井や壁により目線を遮られないため開放的な雰囲気になります。
縦の空間が広くなるため、実際の面積よりも広く感じられるリビングや玄関を実現できます。
採光性・通気性を確保しやすい
吹き抜けを設けることにより、高い位置に窓を配置することができます。
高い位置から自然光を採りこむことで、部屋の奥まで明るい住まいを実現可能です。
また、上下階の空気が循環しやすくなることにより、通気性を確保しやすいことも吹き抜けの魅力の1つです。
家族間のコミュニケーションが取りやすい
1階と2階がつながっている吹き抜けのある間取りは、どのような場所からでも家族とコミュニケーションを取りやすいことが魅力です。
さらに、リビング階段を取り入れると、2階にアクセスするためにリビングを通らなければならない間取りになるため、家族間の会話が増えることに期待できます。
おしゃれなデザインを実現できる
吹き抜けを設けることにより、建物のデザイン性が高まります。
さらに、階段のデザインや窓の配置を工夫することにより、クオリティが高い吹き抜けのある家を実現できます。
吹き抜けのデメリットと対策方法
吹き抜けのデメリットを事前に確認し、対策を施すことにより、理想的な吹き抜けのある家になります。
ここでは、吹き抜けのデメリットと対策方法について紹介します。
冷暖房効率がわるい
天井が高くなることにより、一般的な住宅と比べると吹き抜けのある家は冷暖房効率がわるくなる傾向があります。
ただし、「住宅の気密性・断熱性を高める」「シーリングファンを採用する」などの対策を講じることにより、デメリットを軽減できます。
住宅の仕様、設備などの対策により、年間を通して快適に過ごせる吹き抜けのある家を実現しましょう。
以下の記事では、吹き抜けの寒さ対策について紹介しています。
▶参考コラム:吹き抜けが寒いのはなぜ?後悔を防ぐ家づくりのポイントを解説
音やにおいが広がりやすい
吹き抜けのある間取りは、音やにおいが室内に広がりやすいと感じることがあります。
例えば、自然素材を採用するなどの対策をすることで、リスクを軽減できます。
掃除がしにくい
吹き抜けのある住宅は天井が高いため、掃除が大変と感じることがあります。
日常的な掃除には、柄の長いモップやワイパーなどの道具を準備する必要があるでしょう。
2階のスペースが狭くなる
吹き抜けを設けることにより、2階部分の床面積が小さくなります。
床面積に余裕がない場合には、設計段階で「2階にどの程度のスペースが必要なのか」を確認しましょう。
また、1階やデッドスペースに収納スペースを確保することにより、2階の部屋を最大限に活用することができます。
吹き抜けを設けた成功例を紹介
実際に吹き抜けを設けた成功例を確認し、イメージを膨らませましょう。
ZERO CUBE makes
こちらは、リビングに吹き抜けを設け、スケルトン階段を設置したおしゃれな施工事例です。
リビングの入り口ドアを無くし、玄関から直接アクセスできる間取りにしたことにより、広がりのある空間に仕上がりました。
▶施工事例:パーケットフロアとシダーウッドグリーンに塗装した板張りが目をひくお店のような家「ZERO CUBE makes」
ZERO CUBE 土間FREAK’S
こちらもリビングに吹き抜けを設けた間取りです。
土間スペース、リビング、ダイニングをつなげた間取りに吹き抜けを設けることで、家族とのコミュニケーションが取り易い設計となっています。
▶施工事例:土間でとことん趣味を楽しむ家!「ZERO CUBE 土間FREAK’S」
自由設計
こちらは、玄関に吹き抜けを設けた施工事例です。
縦方向に広がりのある空間をつくることにより、採光性を確保し、明るく開放的な玄関に仕上がりました。
▶施工事例:暮らしながら作るカリフォルニアテイストの家「自由設計」
ZERO-CUBE FREELY
こちらは、シンプルなデザインのリビングに吹き抜けを設けた施工事例です。
高い位置に大きな2つの窓を配置することにより、北側からでも自然光を十分に取りこめる明るいリビングを実現しました。
▶施工事例:リビングで子供が宿題できるフリーデスク付きの家「ZERO-CUBE FREELY」
自由設計(勾配天井)
こちらは、平屋ながらも吹き抜けのような空間を設けた施工事例です。
勾配天井とロフトをつくることで、開放的なリビングに仕上がりました。
▶施工事例:ロフトとこだわりキッチンのある家「平屋×自由設計」
まとめ
今回は、吹き抜けにすれば良かったと後悔した理由について紹介しました。
吹き抜けを設けることにより、「開放的な雰囲気になる」「採光性・通気性を確保しやすい」などたくさんのメリットがあります。
吹き抜けにはデメリットを感じることもありますが、住宅の仕様や設備面などの対策により日照の厳しい敷地でも、
室内に光を採りこむことが出来る宅地となる場合もあります。
今回紹介した情報が、吹き抜けのある家を検討中の方の参考になれば幸いです。
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施工エリア:二宮町・大磯町・平塚市・茅ケ崎市・藤沢市・寒川町