三角の土地は問題ないのか|風水の注意点やメリット・デメリット

新築住宅では、土地選びが重要なポイントです。
しかし理想の土地が見つからないケースも多く、中には「三角の土地」が候補に入る場合もあります。
こうした土地は価格が割安に設定されていることも多く、上手に活用できれば魅力的な選択肢となりますが、一方で注意点も多く存在します。
そこで今回の記事では、三角の土地を購入・活用するうえでの注意点と、知っておきたいポイントを、メリット・デメリットの両面からご紹介します。
新築で「三角の土地」は問題ないのか心配…
新築住宅を考える時、理想の家を思い描くほどに「土地選びの難しさ」を感じることが多くなりますが、検討する土地が「三角の土地」だった場合、使いづらそう…という心配がでてくるのではないでしょうか。
しかしちょっとした工夫や視点の転換で、三角の土地でも魅力的な住まいは実現可能です。
メリットやデメリットを知った上で、ライフスタイルに合ったプランを立てましょう。
湘栄建設は、建物をつくるハウスメーカーであり、土地を販売する不動産屋でもあります。地主さんから直接購入した自社の土地もありますので、ぜひ土地探しからご相談ください。
三角の土地のデメリット・課題
ここではまず、三角の土地のデメリットや課題について整理しておきます。
間取りに制限が生じる
三角の土地は、建物の配置や間取り設計に大きな制限が生じるのが特徴です。
一般的な四角形の敷地と比べて壁や部屋の配置が複雑になり、効率的に空間を使いにくくなります。
理想の間取りを実現したいと考えている方にとっては、設計段階での柔軟性が求められる難しい土地形状といえます。
デッドスペースが多くなる
三角の土地では、どうしても使いづらい「デッドスペース」が発生しやすくなります。
とくに鋭角の部分は家具の設置が難しく、駐車スペースをどのように確保するかなど、土地を活かしきれないケースが多々あります。
このような空間を活かすためには、設計上の工夫がより重要になります。
家具やエアコンの配置が難しい
既製品の家具は直角に作られていることが多く、三角の土地に合わせた空間にはうまく収まらない場合があります。
またエアコンも風の流れや取り付け位置によっては効率の悪い冷暖房になってしまうこともありますので、注意が必要です。
そのため、間取りの設計段階から家具やエアコンの場所にも配慮しておきましょう。
将来売却が難しい場合も
三角の土地は、将来的に売却する際に買い手がつきにくい可能性があります。
一般的に、土地形状が整った「整形地」のほうが人気で需要も高いことが理由です。
将来のライフスタイルの変化や住み替えを見据えて土地を購入するなら、売却時の流動性も検討材料に含めておく必要があります。
三角の土地「風水」に関する注意点
ここでは、三角の土地の「風水」に関する注意点をご紹介します。
ただし科学的根拠は証明されていないため、あくまでも参考程度に考慮するのがおすすめです。
三角の土地が風水で「凶」の理由
風水では、三角の土地は「気」が不安定に流れやすく、調和が取りにくい形とされています。
とくに尖った角が家の中心や出入口に向かっている場合、トラブルや不安定な運気を招く可能性があると考えられています。
また三角形は火の象意と結びつけられ、感情の高ぶりや人間関係の乱れにもつながりやすいとされることから、「凶相」と見られることが多いようです。
三角の土地の風水対策
三角の土地でも、風水的な対策を取り入れることで運気の流れを整えることが可能です。
たとえば鋭角部分には庭木や石、フェンスを設けて「気」の流れを和らげる工夫が効果的です。
また内装に自然素材を取り入れたり、明るい色で空間を整えることも「気」のバランスを保つ手助けになります。
気になる方は、ぜひ参考程度に取り入れてみてください。
三角の土地のメリット
ここでは、三角の土地のメリットをご紹介します。
視点を変えればライフスタイルに合う可能性もあるため、ぜひチェックしてみてください。
土地の価格が安い
三角形などの不整形地は、整形地に比べて同じエリア内でも手の届きやすい価格に設定される傾向があるため、限られた予算の中でマイホームを実現したい方にとっては大きなメリットとなります。
余った予算を、建物のグレードアップやインテリアに充てられるのも嬉しいポイントです。
オリジナリティのある家に
三角の土地に家を建てる場合、間取りや外観の工夫が不可欠になるため、設計士とじっくり相談しながらこだわりを反映した個性的でオリジナリティあふれる住まいが生まれるでしょう。
他とは一線を画すデザイン住宅やオンリーワンの空間を求める方にとっては、創造性を発揮する絶好のチャンスとなります。
税金が安い(固定資産税・相続税等)
三角形などの変形地は整形地と比べて市場評価額が低くなりやすいため、固定資産税や相続税といった税金面での負担が軽くなる場合があります。
とくに広さの割に使いにくいと判断される土地は評価額が抑えられ、結果としてランニングコストの節約につながる可能性もあります。
将来の維持費や相続まで見据えて土地を選ぶ方には、見逃せないメリットです。
好立地の土地が見つかる場合も
三角の土地は、交差点の角や袋小路の入り口など、独特の形状ゆえに好立地にあることも少なくありません。
具体的には駅近や商業施設のそばなど、本来人気のエリアでも変形地であることで競争率が下がり、掘り出し物となっていることがあります。
立地の良さを優先したい方にとっては、三角の土地も選択肢に加えることで理想の暮らしに近づける可能性が広がります。
以下の記事で、注文住宅の土地選びに関するチェックポイントを確認できます。
▶参考コラム:注文住宅の土地選びチェックポイント|買わない方がいい土地や失敗を防ぐコツも
三角の土地での家づくりのポイント
最後に、三角の土地での家づくりのポイントを整理しておきます。
土地選びの際には、ぜひ考慮してみてください。
予算を明確にしておく
三角の土地では特殊な設計や施工の工夫が必要となります。
たとえば変形した土地に合わせた基礎工事や造作家具の設置など、想定外の費用が発生するケースが考えられます。
だからこそ初めの段階で建物にかけられる予算を明確にし、土地代・設計費・外構費を含めてトータルで資金計画を立てておくことが重要です。
駐車スペースも考慮する
三角の土地では、限られたスペースの中で駐車場の配置をどう確保するかが大きな課題になります。
とくに道路に対して鋭角に接している場合、車の出し入れが難しくなる可能性があります。
来客用スペースや将来の車のサイズも考慮して、生活導線と駐車計画をセットで考えておきましょう。
建物の配置と駐車スペースを一体的にプランニングすることで、無理のない快適な暮らしが実現しやすくなります。
提案力のある建設会社を選ぶ
三角の土地は間取りや構造に高度な工夫が求められるため、経験と提案力のある建設会社を選ぶことがとても重要です。
変形地の実績が豊富な建築士や工務店なら、デッドスペースを活かすアイデアや、風通し・採光を考えたプランなど、暮らしやすさとデザイン性を両立した住まいを提案してくれます。
土地の特性を強みに変えるパートナー選びが、成功のカギとなります。
以下の記事では、神奈川県の住みやすい街などついて確認できます。
▶関連コラム:山と海が両方ある場所に移住|関東なら神奈川県がおすすめ
▶関連コラム:神奈川県の住みやすい街はどこ?利便性や子育て支援などおすすめポイントを紹介
まとめ
今回は、三角の土地に家を建てる際の注意点をご紹介しました。
デメリットが注目されがちですが、コストパフォーマンスやデザインの自由度など、うまく使えば大きな価値を生み出せる可能性もあります。
注意点を把握したうえで戦略的に活用すれば、整形地にはない魅力を引き出すことができるでしょう。
購入を検討している方は、信頼できる建設会社と一緒に、じっくりと計画を練り納得のいく住まいづくりを実現しましょう。
湘栄建設では、神奈川県内で土地探しから家づくりまでトータルサポートしております。
お客様のライフスタイルやご要望に合わせた土地探し、住まいづくりをご提案可能です。
こだわりのデザイン・間取りを採用したモデルハウスもご案内できますので、お気軽にお問い合わせくださいね。
施工エリア:二宮町・大磯町・平塚市・茅ケ崎市・藤沢市・寒川町