高天井を活かした間取り|吹き抜けとの違い、メリット・デメリット、おしゃれな施工事例も紹介

高天井とは一般的な住宅よりも高い天井のことで、開放感・高級感などのデザイン性や通気性・採光性などの機能性を高めるのにおすすめの間取りです。
ただし、「冷暖房効率」「メンテナンス性」などいくつかのデメリットもあるため、事前に確認し、対策を講じることが重要です。
マイホームの建築を検討中の方は、リビングや玄関などに高天井を取り入れて開放的で住み心地のよい住まいを実現しましょう。
今回は、高天井を活かした間取りのメリット・デメリットや吹き抜けとの違いなどをご紹介します。
Contents
高天井とは
高天井に明確な定義はありませんが、多くの住宅で採用されている天井高である2,200~2,400mmよりも高い天井のことを指します。
ここでは、吹き抜けとの違いや天井の高さの基準などをご紹介します。
高天井と吹き抜けの違い
高天井と吹き抜けには以下のような違いがあります。
- ・高天井:1つの階層の天井を高くした間取り
- ・吹き抜け:2つ以上の階層を縦につなげた設計
どちらも開放的な間取りになる点は同じですが、空間のつくり方が違います。
2つ以上の階層を必要とする吹き抜けと違い、高天井は平屋でも取り入れることが可能です。
以下の記事で吹き抜けにすれば良かったと後悔した理由を確認できます。
▶関連コラム:吹き抜けにすれば良かったと後悔した理由|メリット・デメリット、成功例なども紹介
開放感を感じられる天井の高さは2,700㎜以上
建築基準法においては天井の高さを「2,100mm以上」にすることが定められていますが、一般的な住宅の天井の高さは2,400mm程度となっております。
高天井の高さに定義はありませんが、天井高を2,700mm以上にすると開放感を感じられる高さになります。
高天井のメリット・デメリット
リビングや玄関など住宅の間取りに高天井を取り入れることでたくさんのメリットがあります。
一方で、デメリットもあるため事前に確認して対策しましょう。
高天井のメリット
高天井のメリットは、以下のとおりです。
- ・開放的な雰囲気に仕上がる
- ・採光性がアップする
- ・通気性がアップする
- ・縦の空間を有効活用できる
高天井にすることで縦の空間が広がるため、部屋全体に開放感を演出できることが大きなメリットです。
また、以下の施工事例のようにスキップフロアやロフトなど縦の空間を有効活用した間取りにすることでデザイン性や利便性をアップできます。
以下の記事でスキップフロアのメリット・デメリットを確認できます。
▶関連コラム:スキップフロアのメリット・デメリット|おしゃれな間取り実例も紹介
高天井のデメリット
高天井のデメリットは、以下のとおりです。
- ・冷暖房効率が低下することがある
- ・掃除が大変と感じることがある
- ・一般的な住宅よりも建築コストがかかる傾向がある
高天井にすることで一般の住宅よりも部屋の空気の体積が増えるため、冷暖房効率の低下が懸念されますが、シーリングファンを設けて空気の循環をよくすることで冷暖房効率をアップできます。
高天井を取り入れたおしゃれな施工事例を紹介
実際に高天井を取り入れたおしゃれな施工事例を見てイメージを膨らませましょう。
ここでは高天井を取り入れたおしゃれな施工事例を紹介します。
ZERO-CUBE STEPFLOOR
こちらは、約3,000mmの高天井をリビングに取り入れた施工事例です。
リビングとキッチン・ダイニングをスキップフロアで仕切ることで、縦の空間を有効活用した開放的な雰囲気を実現しました。
▶施工事例:ZERO-CUBE STEPFLOOR「広々土間スペースのある家」
平屋×自由設計
こちらの施工事例は、勾配天井を利用して平屋でありながらも高天井を実現したものです。
平屋の中心に中庭をつくり、そのまわりに部屋が並ぶような配置にすることで、通気性がよい開放的な間取りになりました。
土間×SKY BALCONY
高天井のLDKの上部にスリット窓を取り入れることで十分な自然光を採りこめる開放的なLDKに仕上がりました。
タイル張りのキッチンスペースやフレームキッチンがおしゃれです。
▶施工事例:土間×SKY BALCONY「緑豊かな高麗山と海の見える開放感あふれる屋上と土間のある家」
自由設計
こちらは見せ梁の高天井がおしゃれな施工事例です。
内装には自然素材をふんだんに取り入れることで開放的で温かみのあるデザインを実現しました。
湘栄建設には、今回紹介しきれなかった高天井を取り入れたおしゃれな施工事例がたくさんありますので、ぜひご覧ください。
高天井を設ける際に押さえておきたいポイント
高天井を設ける際に以下のポイントを押さえることでおしゃれで住み心地のよいお部屋に仕上がります。
- ・窓の配置を工夫する
- ・天井や壁の色を明るくする
- ・照明設備にこだわる
- ・シーリングファンを導入する
- ・全体をトータルコーディネートする
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
窓の配置を工夫する
高い位置に窓を配置することで自然光をたっぷりと取り入れることができます。
また、高天井を利用して大開口を設けることで外の風景に視線が向くためより大きな空間を演出できます。
天井や壁の色を工夫する
壁の色はホワイトやライトグレーなど明るい色にすると開放的な空間になります。
天井の色も基本的には明るい色がおすすめですが、自然の風合いを感じさせる木目や板張りもおすすめです。
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照明設備にもこだわる
高天井の照明器具は「明るさが足りない」「思ったよりも暗い」など後悔することがないように、適切な照度を確保しましょう。
また、照明器具をインテリアの1つとして選ぶことでおしゃれな空間に仕上がります。
照明器具には以下のようにさまざまな種類があるため、適材適所に配置しましょう。
- ・ダウンライト:天井に埋め込む
- ・シーリングライト:天井に直接設置する
- ・ペンダントライト:天井から吊り下げる
- ・スポットライト:天井に直接設置またはライティングレールを埋め込んで設置する
以下の施工事例は、スポットライトやダウンライトを適材適所に配置することで温かみのある空間を実現しました。
シーリングファンを導入する
高天井にはシーリングファンを導入することで冷暖房効率を高められます。
また、シーリングファンには室内の湿気を効果的に排出する働きもあるため、カビや結露の発生防止対策としてもおすすめです。
全体をトータルコーディネートする
高天井を取り入れた開放的な部屋にするには、家具やカーテンなどのインテリアも含めてトータルコーディネートすることが重要です。
家具の素材や色に統一感をもたせ、インテリアの色や配置を工夫することでより開放的な空間に仕上がります。
湘栄建設では、お客様専任のインテリアコーディネーターが住まいのプランをトータルにサポートします。
ぜひお気軽にお問合せください。
施工エリア:二宮町・大磯町・平塚市・茅ケ崎市・藤沢市・寒川町
まとめ
今回は高天井をマイホームに設けるメリット・デメリットやおしゃれな施工事例を紹介しました。
高天井を取り入れることで開放的なデザインはもちろん、採光性や通気性もアップするなどたくさんのメリットがあります。
さらに、窓の配置や天井や壁の色などを工夫してデザイン性と機能性を兼ね備えたお部屋に仕上げましょう。
今回紹介した情報が、マイホームに高天井を取り入れたいとお考えの方の参考になれば幸いです。
湘栄建設では、神奈川県内で土地探しから家づくりまでトータルサポートしております。
お客様のライフスタイルやご要望に合わせた土地探し、住まいづくりをご提案可能です。
こだわりのデザイン・間取りを採用したモデルハウスもご案内できますので、お気軽にお問い合わせくださいね。
施工エリア:二宮町・大磯町・平塚市・茅ケ崎市・藤沢市・寒川町