吹き抜けのある間取り|30坪前後のかっこいい2階建ての事例6選

開放感とデザイン性を兼ね備えた吹き抜けのある間取りは、限られた敷地でも広がりを感じられることから、人気のスタイルです。
かっこいい住まいを実現するためには、施工事例を参考にしたり実際にモデルハウスを訪れて、吹き抜けの高さや採光の取り方、開放感などを体感することが間取りを計画する上でとても役に立ちます。
本記事では、吹き抜けのある家の事例や特徴、メリット、デメリットを解説しますので、
これから吹き抜けのある家づくりを検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
吹き抜けのある家の事例6選
吹き抜けのある家は、開放感やデザイン性を高めるだけでなく、家族のつながりを感じやすい魅力的な空間を生み出します。
今回は、個性あふれる吹き抜けのある家の事例を6つご紹介します。
ダイナミックな吹き抜けのある倉庫のようなかっこいい家
NYの倉庫街にあるロフトハウスをイメージした、ダイナミックな吹き抜けのある家です。
深い色合いのヘリンボーンのフローリングと、レンガのアクセントウォール、ブラック系の梁とペンダントライトの組み合わせが、開放的な空間をより個性的に演出しています。
延床面積 |
23.79坪 |
床面積1F |
16.02坪 |
床面積2F |
7.76坪 |
吹き抜けリビングのあるビーチの風を感じさせる家
天井をくりぬいたような、かわいらしく開放感バツグンな吹き抜けがあるサーフスタイルの明るい雰囲気の家です。
ウッドデッキに続くリビングの掃き出し窓と、吹き抜けからの陽射しがナチュラルでおしゃれな空間です。
延床面積 |
29,9坪 |
床面積1F |
16.05坪 |
床面積2F |
13.3坪 |
建物のまん中に庭をレイアウトした家
キューブ形の中央にある庭が吹き抜けのような役割を果たしている家です。
光や風がすべての部屋を穏やかに通り抜けるように空間を設計されており、キッチンから、廊下から、そして湯船に浸かりながら空を見上げることができます。
このような吹き抜けのある家では、中庭に面する窓から風が通り陽射しが届きます。
延床面積 |
33.53坪 |
床面積1F |
18.03坪 |
床面積2F |
15.50坪 |
吹き抜けにリビング階段のあるアメリカンローカルハウスをイメージした家
吹き抜けにリビング階段、無垢材のフローリング、ホワイト系の壁のアクセントにモスグリーンの建具が調和して、明るくフレンドリーな空間を生み出している家です。
大きな窓から自然光がたっぷり差し込み、開放感あふれる心地よいリビングが広がります。
延床面積 |
29.80坪 |
床面積1F |
16.03坪 |
床面積2F |
13.77坪 |
以下の記事でリビング階段のメリット、デメリットを確認できます。
関連コラム:リビング階段は後悔するからやめた方がいい?|メリット・デメリット、寒さ・安全対策など紹介
吹き抜けリビングにつながるウッドデッキのある家
ゆったりとした吹き抜けリビングが広がるこの家は、スケルトン階段や大きな掃き出し窓が印象的で、開放感のある空間が特徴です。
開放的なリビングの掃き出し窓から続くウッドデッキが、外との一体感を生み出す設計になっており、
自然の心地よさを暮らしの中で存分に味わうことができます。
延床面積 |
29.80坪+ バルコニー3.3坪 |
床面積1F |
16.03坪 |
床面積2F |
13.77坪 |
土間と吹き抜けがある明るいリビングの家
リビングのキッチン側に吹き抜け、もう片側に大きなハイサイドライトのある土間を備えた家です。
フローリングとラワン合板張りの壁、無垢材の梁が織りなす空間が、自然素材ならではの心地よさを演出しています。
開放感と温かみのあるデザインが調和し、落ち着いた雰囲気の空間を演出します。
延床面積 |
24.55坪 |
床面積1F |
12.27坪 |
床面積2F |
12.27坪 |
吹き抜けのある家の間取りの特徴
2階建てや3階建ての住宅で吹き抜けを採用すると、1階から上階へと空間が縦に繋がり開放感が生まれます。
近年は家での過ごし方が変化し、家族全員がリビングで長い時間を共にするライフスタイルが一般的になりつつあり、
リビングを中心とした間取りでは、吹き抜けにリビング階段を組み合わせるスタイルが人気です。
リビングは単なるくつろぎの場だけでなく、食事や仕事、趣味を楽しむ多目的な空間へと進化しています。
そのため、広くてゆったりとした吹き抜けにより、家族の気配を感じられる吹き抜けリビングという間取りが人気です。
吹き抜けのある家のメリット
吹き抜けのある家は、縦に空間が広がることで家族のコミュニケーションがとりやすくなり、室内環境にも良い影響を与えます。
まずは、吹き抜けのメリットからご紹介します。
家族のコミュニケーションが生まれる
吹き抜けがあると、1階のリビングに居ても2階の気配が感じられ、家族の自然なコミュニケーションが生まれやすくなります。
気配を感じやすいということは、子どもが一人で外出するようになったとき、子どもの行動を把握しやすくなる点も利点です。
リビング階段と組み合わせることで、家族のコミュニケーションが自然と生まれやすくなる設計です。
開放的な空間を楽しめるおしゃれなリビングになる
閉鎖的な空間になりやすい狭小住宅であっても、吹き抜けがあると、開放感のある居心地の良い空間が生まれます。
また、梁を見せたりスケルトン階段と組み合わせることで、内装デザインの幅も広がります。
さらに、ペンダントライトやスポットライトなどを梁に取り付けて、陰影のある室内を楽しむこともできます。
明るい空間を生み出せる
吹き抜けがあると、2階からの陽射しが吹き抜けを通して1階まで届き、明るい空間が生まれます。
周辺環境の影響で1階の部屋の日当たりが悪い場合や、ウッドデッキやテラスに深い日除けを設けたい場合でも、吹き抜けから十分な陽射しを採り入れられるため、室内が薄暗くなる心配がありません。
風が通り抜ける爽やかなリビングになる
吹き抜けがあると窓に高低差ができ、風の通り道が立体的になるので、対面の窓よりもさらに風通しの良い状況が生まれます。
これにより、室内の空気がスムーズに循環し、より快適な居住空間が実現します。
また、自然の風を取り入れることで、エアコンに頼らずに涼しさを感じることができます。
吹き抜けのある家のデメリットと対策
吹き抜けを設けると、冬は寒く、夏は暑いという問題が発生することがあります。
これには3つの主な理由が影響しており、その原因と対策について次にご紹介します。
住宅の断熱性が十分ではなかった
断熱性が不十分だと、吹き抜けの空気の広がりが冷暖房の効果を弱め、冬は寒く、夏は暑くなりがちです。
そのため、吹き抜けを快適に保つためには、断熱性の高い家づくりが不可欠です。
以下の記事で吹き抜けがある家づくりのポイントを確認できます。
関連コラム:吹き抜けが寒いのはなぜ?後悔を防ぐ家づくりのポイントを解説
空気が循環しない間取りだった
居室を細かく区切る間取りに吹き抜けを設けると、空気の循環が悪くなり、部屋ごとにエアコンを設置しないと快適な室温を保つのが難しくなります。
吹き抜けは空気の循環を促しますが、空間が広がることで冷暖房の効果が拡散し、冬は寒く、夏は暑くなりやすいです。
そのため、空気がスムーズに循環する間取りにすることが重要です。
太陽熱を防げない窓だった
画像出典:経済産業省 資源エネルギー庁 家庭向け省エネ関連情報 省エネ住宅
夏の冷房効果を低下させる原因には、太陽熱の流入が挙げられます。
夏に室温を上昇させる原因の70%以上は窓からの太陽熱だからです。
その為、窓には断熱ガラスの中でも遮熱タイプのガラスを採用することが、冷房効果の低下を防ぎます。
以下の記事で吹き抜けを後悔した例や成功例を確認できます。
関連コラム:吹き抜けにすれば良かったと後悔した理由|メリット・デメリット、成功例なども紹介
まとめ
家は家族にとって安全で寛げる場所ですが、家での過ごし方は各家庭の家族構成やライフスタイルによって異なります。
気になるポイントはご家族ごとに異なるため、吹き抜けを設ける前にしっかりシミュレーションすることが大切です。
吹き抜けの設計や施工に豊富な知識と経験を持つ専門家に依頼すれば、かっこいい吹き抜けを実現できる可能性が大幅に高まります。
この情報が、理想の住まいづくりや、快適で特別な空間づくりのヒントとなれば幸いです。
湘栄建設では、神奈川県内で土地探しから家づくりまでトータルサポートしております。
お客様のライフスタイルやご要望に合わせた土地探し、住まいづくりをご提案可能です。
こだわりのデザイン・間取りを採用したモデルハウスもご案内できますので、お気軽にお問い合わせくださいね。
施工エリア:二宮町・大磯町・平塚市・茅ケ崎市・藤沢市・寒川町