AGATAさんではじめて『AGATAうどん(1,350円)』をいただいたときは感動しました。まずは上品な出汁とコシのあるうどんをふつうのかけうどんのように味わってから、今度はつけ麺のように、うどんをかしわ天や温泉玉子、いりこ揚げ、鰹節などが入った具だくさんの汁につけて食べます。そして麺が終わったら、そのつけ汁を少し残しておいたところに柚子の香りのひとくちごはんを混ぜるんですが、その〆ごはんが本当においしくて。まわりから「AGATAさんのうどんはただのうどんじゃない、別世界のうどんだよ」と聞いていたんですが、食べた瞬間にその意味がわかりました。大磯にこれほどおいしいうどんがあることを知ってしまったので、また行きたくてうずうずしています。
本場さぬきで修業した店主・山縣浩和さんによる手打ちうどんが評判を呼び、行列が絶えない名店。いりこと鰹節、鯖節などから丁寧にとった無化調の出汁と選び抜いた調味料を合わせ、唯一無二のこだわりの味を生み出しています。今年10周年を迎えるそうですが、週末はとくに県外ナンバーの車が駐車場に多く、うどん好きの間ではもうすっかり「湘南にAGATAあり!」なのです。平日限定メニューの『かけと小海老・野菜の小天丼セット(1,380円)』もおすすめで、小えびも小天丼も、わざわざ「小」って入れなくてもいいくらいの満足サイズ。小田原産タマネギや長野産トウモロコシ、大磯産マコモダケなど四季折々の野菜の天ぷらも楽しみです。