自分らしいスタイルの暮らしを楽しんでいる素敵なお施主様。
家を建てたセンパイとして、これから家を購入する人たちのヒントになるようなお話をお伺いしてきました!
2歳と0歳のお子さんがいるS様ファミリー、ご主人が埼玉、奥様は藤沢のご出身です。どちらも独身時代から都内の会社に勤めていたので、長い時間、通勤電車に揺られることにも慣れていたそうです。
「通勤に1時間以上かかってもかまわないから、必ず座れるような駅はどこだろう、と考えました。そこそこ都会から離れていて、ほどよく田舎でのんびりした町で暮らしたかったし、そうすると大磯とか二宮かねー、ということになり、主人とこのあたりの土地を探したんです」。
土地探しの第一条件は広さ、具体的には100坪!「ふたりとも生まれ育った実家の敷地がゆったり広かったんです。わたしのところは、祖母の家の敷地内にいくつも建物があって、そこに何世帯も住んで庭の畑で野菜までつくっているような感じでした。夏になると親戚一同が集まって、みんなでごはんを食べたり花火をやったりしていたので、そんなふうに人がいっぱい集まれる広い家って良いなあ、そういうところで自分も子育てをしたいなあ、という思いがあって」。
それにしても100坪とは、なかなか探すのに苦労したのでは。
「ネットで見つけた湘栄建設さんに連絡をとって、二宮や大磯でいくつか土地を見せてもらいました。でも70坪くらいの土地を見ても、やっぱり何かピンとこなくて……どうしても100坪がいい、と粘りました(笑)。そしてようやく、大磯のこの土地と出合うことができたんです」とご主人。
心のどこかで、ある程度は町はずれになってしまうことも覚悟していたそうですが、その100坪の土地は、なんと大磯の海の近くの閑静な住宅地にありました。駅まで自転車で10分弱、雨の日はバスも利用OK。職場にはそれぞれ東海道本線と湘南新宿ラインで乗り換えナシで通うことができて、しかも確実に座れるそうです。
そう、S様ご夫婦はただの100坪ではなく、とてつもなく理想的な100坪を手に入れてしまったのです。
かつては建物が3棟あったというこの広い土地にどんな家をつくろうか、というときに、おふたりが選んでくださったのが『ZERO-CUBE』でした。
「わたしの会社の同僚が、鴨宮で『ZERO-CUBE』に住んでいて、とても暮らしやすいと以前から聞いていたんです。だから『ZERO-CUBE』はずっと選択肢としてありましたし、このあたりで『ZERO-CUBE』を建てるなら湘栄建設さん、ということも知っていました。家をつくるときの優先順位は100坪の土地がトップだったので、そこにお金をかけた分、建物はシンプルでコンパクトなものにしたくて。そういう意味でも『ZERO-CUBE』はぴったりだったんです」。
おふたりはオプションで1階と2階に『+BOX』をふたつ追加する『ZERO-CUBE+BOX2』というモデルを選ばれました。約20畳のリビングルームと『+BOX』の間に仕切りを設けずシームレスにつなげることで、ひとつの巨大なリビングルームのようなビジュアルに。
「キッチンは閉鎖的な場所にしたくなかったので、オープンな雰囲気のペニンシュラキッチンにしました。キッチンの中で料理をしていても、リビングのテーブルにいる家族とカウンター越しに話せるので、わたしだけ仲間はずれになるようなことがありません。友達が遊びに来たときも、みんな気軽にキッチンへ入って料理や洗い物を手伝ってくれるので、ああペニンシュラにしてよかったなあ、って思います(笑)」。
リビングの窓は、標準よりもかなり大きいサイズ。そこから燦々と陽光が室内へ降り注ぎ、ウッドデッキや芝生の庭が見える感じは、大磯というよりは西海岸!
「この景色を楽しみたいので、窓はできる限り大きなサイズにしてください、とお願いしました。窓には全部カーテンレールを設置してもらったのに、まだカーテンも付けていないんです(笑)。そう言うと、みんなびっくりするんですけど、ガラス窓が二重になっているせいか、昼間も外からは意外に見えないし、夜は雨戸を閉めてしまえば気にならないですよ」。
そして、「機械的なものが視界に入らないほうがいいから」と隠してしまったのが、モニター付きインターホン!ホームセンターで買ってきた木材で枠をつくり、そこに好きな絵を入れて、インターホンを覆うように飾っています。その絵をスライドさせるとモニターが見える仕組みなのですが、「ピンポーンと聞こえたら、窓を開けて応対しちゃうので、モニターはほとんど使いませんね」と奥様。
天井にはハンモック用のフックが設置されているし、みなさん揃って室内でもビーサン履いているし、S様家はかなりリゾートムードむんむんなのであります。
門の前には、広々とした駐車場。お家の車が2台になっても、さらにお客さんの車が何台か置けるようなスペースをとっておきたいそうです。
「東京から車で来る友達から、近くに駐車場あるの?って聞かれると、ああそういう質問って都会のひとっぽいなあ、って思いますね(笑)。実際に来ると、何台もとめられるこの駐車場を見て、みんなびっくりしています」。
門から玄関までのアプローチ沿いに植えられているのは、オーストラリアの植物。砂漠で育つような品種ばかりなので、頻繁に水をあげなくても大丈夫なのだとか。広大な庭を彩る美しい芝生は、自分たちで芝生を買ってきて敷いたそうです。
「当初は、もう少し庭が狭くて、今ヤシの木が植わってるあたりまで全部駐車場だったんですよ。でもさすがにそんなに駐車スペースいらないよね、ってことになって、すでに家は完成した後だったんですが、ブロック塀を一旦崩してから駐車場に土を盛って、庭をそこまで広げてもらったんです」。
庭のシンボルツリーは、そのヤシの木とミモザ。ミモザは冬の終わりごろにかわいらしい黄色の花を咲かせます。「庭が広いと、友達が子どもを連れて遊びに来ても、そこで思い切り遊ばせることができるんですよ。水遊びしたり、芝生を走り回ったり、放っておいても、ずーっと遊んでいますから。道路とかで遊ぶのと違って事故の心配もないし、庭ならば大人の目が行き届くので本当に安心なんです」。
裏庭には畑もあり、おふたりで野菜づくりを楽しんでいます。「夏にはキュウリ、ナスなどの野菜からスイカまで、いろいろつくりましたよー」とうれしそうに教えてくれたご主人。「ゆくゆくは裏庭の一郭に、畑の道具や芝刈り機などを収納できるガレージをつくりたいですね」。
コロナで会社の勤務形態も変わり、現在、ご主人は週の半分くらい通勤し、奥様は完全に在宅勤務。「わたしはもう都会の荒波に揉まれなくて済むようになりました(笑)。移住者が増えて大磯で土地を探すのは大変だと聞きますし、わたしたちはたまたまコロナ前から動きはじめてよかったなあ、としみじみ思います」。たしかに、なんてラッキーなタイミング。100坪の土地に巡り合えたこともそうですが、S様ご夫婦には独特の《引きの強さ》のようなものを感じます。
『大磯市』や『大磯うつわの日』は今年から再開されたものの、『左義長』『大磯花火大会』『大磯宿場まつり』などの有名どころから地域の小さな納涼盆踊り大会まで、コロナでお休み中の地元イベントはまだまだたくさんあります。「そういう意味では、ぼくらは引っ越してきてから、まだ本気の大磯を知らないんですよ」。
一日も早くコロナがおさまって、また大磯の町に楽しく活気あふれるイベントが戻ってきますように。S様、本気の大磯を楽しみにしていてください!