大磯のとっておき

お茶室というと一見、敷居が高そうですが、ここ『城山庵(じょうざんあん)』はどなたでもふらりと立ち寄って、気軽に利用できるのが魅力なんです。スタッフはみなさん茶道をたしなんでいらっしゃって、茶釜で湧かしたお湯でお茶を点ててくれます。地元の和菓子屋さんによる季節の生菓子がまた美しいんですよー。愛知の『如庵』は予約が必要ですけど、この『城山庵』は空いていればいつでも見学できます。茶室は密談の場でもあったので忍者が隠れないように天井裏や床下のスペースをつくらなかった、という話もここで初めて知りました。遠い時代へのタイムスリップ気分とおいしいお抹茶を、ぜひお楽しみください。

インフォメーション

神奈川県立大磯城山公園の一郭に佇む茶室『城山庵』は、茶の湯の創成期に、織田信長の弟・織田有楽斎(うらくさい)が建てた茶室『如庵』の写し(レプリカ)です。国宝でもある本物の『如庵』は、かつて大磯の三井家別荘に置かれていましたが、1972年に愛知県犬山市の有楽苑へ移築されました。実際に『城山庵』を使っておこなわれる茶道体験も人気です(コロナが落ち着いたら再開予定)。日本庭園をのぞむ休憩室のメニューは、お抹茶と生菓子のセット500円、干菓子のセット300円など。

  • 城山庵
  • 大磯町国府本郷551-1 神奈川県立大磯城山公園内
  • 0463-61-0355(公園管理事務所)
  • 9:00〜16:00(L.O.15:30)
  • 年末年始、閑散期の月曜