大磯駅と二宮駅の間に広がる自然豊かな国府エリア。今から1,000年以上前、平安時代末期から、相模国の中心はこの国府にあったと言われています。相模国の広さは《ほぼ現在の神奈川県》。その《県庁所在地》である国府エリアに、中央から《県知事》の国司が派遣され、部下の役人と政治や税の徴収をおこなっていました。国司は広い相模国内に点在する有力神社の御分霊を国府にまとめてお祀りし、ひとつの総社で相模国中の神々をお参りできるようにしました。その総社が、今も国府に残る六所神社です。ちなみに六所神社自体の創建はさらに古く、なんと2,000年以上前とか!大磯町国府本郷、国府新宿からなる国府エリアには、そんなすごい歴史が秘められているのです。
国府エリアから海岸までは徒歩圏内。日本初の海水浴場である照ヶ崎海岸の西に広がる砂浜は《こゆるぎの浜》とも呼ばれ、昔ながらの地引網によるシラス漁や、白ギス投釣大会の舞台でもあります。国府への移住をキッカケにワンちゃんを飼いはじめ、朝夕に砂浜でお散歩タイムをゆったり満喫するご家族も多いですね。
ビーチのイメージの強い大磯ですが、国府の北部には山や田園地帯が広がり、湘南なのに(ほかは海だけというところが多いのです)海と山の両方とも楽しめてしまうところも、このエリアの魅力となっています。国府には大磯町民が利用できる貸し農園もあるので、週末に農的な暮らしを楽しんでみてはいかがでしょう?
保育園や国府小学校、国府中学校のほか、大磯町立図書館の国府分館もあります。大磯運動公園、県立大磯城山公園、大磯町郷土資料館、旧吉田茂邸など、国府エリアには多くの公園・公共施設が集まっています。東海大学病院のほか内科、循環器内科、皮膚科、歯科などの個人病院も多く、万が一のときには心強い存在。
こだわりの讃岐うどん、手打ち蕎麦、洋食、定食、串焼き、落花生、地魚の刺身盛りなど国府エリアにはおいしいものがいっぱい。農協や農家による朝どれ野菜の直売所があるほか、畑の前に野菜直売コーナーを設けている個人農家さんも。その他、スーパーやドラッグストア、ガソリンスタンドなども揃っていて便利です。
小田原厚木道路の大磯IC、西湘バイパスの大磯西ICがすぐ近くにあるので車での通勤にも大変便利です。ちなみに日帰り温泉施設がたくさんある箱根湯本エリアまでは、どちらのICからも20分程度!電車通勤の場合は大磯駅か二宮駅を利用することになります。自転車派には海沿いの太平洋岸自転車道サイクリングもおすすめ!
こだわりのうどんや蕎麦あり、
おしゃれな絶品ランチあり。
直売所で手に入る地元の朝どれ野菜や
目利きの魚屋さんが仕入れてきた相模湾の地魚が、
日々の暮らしを彩り、豊かにしてくれます。
国府エリアがこんなにおいしいこと、ご存知でしたか?
本場さぬき仕込みの手打ちうどんが評判を呼び、遠方からもうどん好きが訪れる人気店。店主・山縣浩和さんがずっと作りたかったという生そうめんが、この夏ついにデビューしました。乾麺とはまるで違う、打ち立てのそうめんならではの香りとコシに驚いてください。梅干しや豚しゃぶキムチをトッピングした期間限定そうめんも登場予定!
川縁の瀟洒な隠れ家風カフェレストラン。大磯の野菜や卵、淡路島の米など、こだわりの食材や調味料を使ったオーガニック料理が楽しめます。ランチは主菜7種から選べ、日替わりスープとごはん、または自家製パンがセットに。写真は九州諫早産の豚ロースのロースト。豆腐と味噌、酢、オリーブ油の白酢ソースとの組み合わせが絶妙です。
上野の老舗『蓮玉庵』で修業後、独立して55年。小村昭夫さんが打つのは、太くてコシのあるそば。「入念に揉み込むので、喉越しだけでなく、噛みしめると甘味や香りをたっぷり楽しんでいただけます」と小村さん。そして「そば猪口を持たない方が増えましたけど、ぜひ手に持ってズルズルと音を立てて粋に手繰ってください」とも。了解です!