建売住宅の4つの大きなメリット|注文住宅との違いを比較
建売住宅には、注文住宅にはない4つの大きなメリットがあります。
完成した住宅を見て決められる・土地探しの手間が省ける・住宅ローンがシンプル・すぐ入居できるという4点です。
建売住宅の中には分譲住宅と、住宅街の中に単独で建築される住宅があり、セミオーダー型注文住宅として売り出されるケースもあります。
それぞれの違いを比較してみましょう。
Contents
建売住宅は完成した住宅を確認できる
注文住宅は何もないところからスタートする自由度の高い家づくりです。
家族の理想を詰め込んだ家にできる魅力があります。
家族の希望に沿って間取り図が作成され、色見本などで外壁や内装の素材、住宅設備機器、住宅性能などを決めていきます。
ただ、注文住宅には完成してみないと住み心地を確認できないという面もあります。
建売住宅には実際の暮らしが体感できるという良さがあります。
間取り図だけではわからないことがわかる
建築の専門家であれば、間取り図を見ただけで動線のスムーズさや窓からの景観、空気の循環の良さなどを見て取ることができますが、一般的にはそこまでの確認と判断はできません。
完成した住宅の模型を見せてくれる建築会社もありますが、模型からでも細かな部分を確認することは難しいです。
一方、完成した住宅を見学する場合には、家族の暮らしを思い描きながら、実際に家の中を歩きまわり、階段を昇り降りして、家族にあった動線が備わっているのかどうかを判断できます。
また、リビングのソファに座った時には、どのような景観が窓から見えるのか、日当たりや風通しは良いのかなども確認できます。
外壁や内装に使用している素材の色や質感がわかる
外壁や内装の色彩は面積や陽光によって薄く見えたり、濃く見えたりするため、小さなサンプルでは分かりにくかったりします。
住宅が完成した時に、外壁の色はもっと薄いと思っていた、内装の質感がイメージとは異なっていたというようなことになる可能性もあります。
また、暮らし始めてから、足触りが良くない、ヒヤッとするなど、床や壁に触れた時に違和感が生まれることもあります。
完成した住宅であれば、太陽光の下で実際の面積での色を見ることができ、家の中の壁や床の色や感触を実際に確かめられます。
住宅設備機器に触れられる
住宅設備機器のメーカーは毎年最新の機種を発表し続けているので、市場には多数の住宅設備機器が出回っています。
これらの中から、最適な住宅設備機器を選ぶために複数のショールームを回るとなると、大変な労力がかかります。その為、カタログから選ぶ人も少なくありません。
一方、建売住宅にはすでに住宅設備機器が取り付けられていますので、見た目の良さだけではなく触れてみることもでき、カタログから選ぶより使い勝手の良さを判断しやすいという良さがあります。
施工エリア:二宮町・大磯町・平塚市・茅ケ崎市・藤沢市・寒川町
建売住宅は土地探しの手間が省ける
土地探しの難しさのひとつに、土地の条件の良し悪しがあります。
通勤通学や買い物、病院などの利便性は家族だけでも判断できますが、土地の条件については難しい部分があります。
同じ土地の面積であっても建ぺい率や周辺の環境によって、建築できる面積や家の向きなどに制限が出てくるからです。
特に東京や神奈川など土地の価格が高い地域で、利便性の他に、家族の理想の家を建てられるだけの面積と形状、周辺環境を兼ね備えた土地を予算内で見つけるのは至難の業です。
神奈川県が19日発表した2023年の基準地価(7月1日時点)は、住宅地が前年比2.1%上昇し、2年連続の上昇となっています。
引用:日本経済新聞 神奈川県の基準地価、住宅地2年連続上昇 在宅勤務浸透
一方、建売住宅であれば、利便性だけを判断すればよく、土地の形状や面積について思い悩む必要がありません。
建売住宅は住宅ローンがシンプル 手続き費用も抑えられる
注文住宅の場合、自己所有する土地がない限り、土地の購入費と住宅の建築費がかかります。
建売住宅の場合には、土地と建物がセットで販売されるので、複数のローンを組む必要がなく、手続きが楽であると共に、土地購入用のローンの金利や手続きにかかる費用を抑えられます。
すぐに入居できる 住宅ローンの期間にも影響
注文住宅は準備期間を含めると完成までに1年近くかかります。打ち合わせをする期間と、建築する期間です。
家族の希望を全て予算内に収めるために、調整が難航し実際の建築期間より打ち合わせ期間の方が長くなることもあります。
一方、建売住宅の場合、既に完成しているのですぐに入居できます。
春から転勤が決まっている、子どもの進学先にあわせたいなど、引っ越し時期が決まっている場合でも、問題なく引っ越しができます。
また、入居まではそれまでの賃貸住宅の家賃を払い続けなくてはなりませんが、早く入居できれば、住宅ローンの返済を始められます。
1年早く引っ越しをすると、住宅ローンの期間が1年早く終わるとも考えられます。
建売住宅と分譲住宅の違い
どちらも土地付き建物という点では同じなのですが、分譲住宅の中には、販売する時点ではまだ住宅が完成していないタイプもあります。
このタイプの場合、セミオーダー型注文住宅として売り出されることもあります。
セミオーダー型注文住宅とは、基本の外観と内装のデザインと間取りが決まっている上で、間取りにプラスαとして部屋を増やしたり、屋上バルコニーやガレージを付け加えたり、クロスや外壁の色を選んだりできる住宅を指します。
セミオーダータイプの分譲住宅についてはこちらから詳しくご覧いただけます。⇓⇓⇓
分譲地の中にあるモデルハウスを見学して、外観や内装のデザイン、間取りなどを確認した上で、希望のプラスαを付け加えて、家族の理想の家を建てられます。
ただ、この場合には、すぐに入居できるという建売住宅のメリットはなくなってしまいますが、その他のメリットはなくなりません。
施工エリア:二宮町・大磯町・平塚市・茅ケ崎市・藤沢市・寒川町
建売住宅購入を成功させるポイント
建売住宅の購入を決める前にチェックしておきたいポイントを確認しておきましょう。
好みのデザインで生活に喜びが生まれる
外観のデザインは帰宅する際に毎日、目に入ります。好みに合うデザインの外観であれば、毎日その家に暮らす喜びが感じられます。
外観は暮らしやすさに関係ないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、家族全員が良いと思える外観であるかどうかは、その家に暮らす喜びに直結します。
また、内装のデザインは家で過ごす時間の居心地の良さに影響します。何年先になっても居心地の良い内装デザインであるかどうかを家族で話し合いましょう。
暮らしやすい間取りの永続性を考える
家を購入した時から高齢になるまでには何十年もの月日が流れます。
その間には出産や子育て、子どもの独立、家を建てたご夫婦の現役からのリタイアなど、様々な変化が訪れます。
現在の家族の暮らし方に合う間取りであることと同時に、将来的にも暮らしやすさが続く間取りなのか、暮らしの変化が訪れた時には大掛かりなリフォームをしなくても暮らしやすさを持続できる間取りであるのかについても、併せて考えてみることが大切です。
快適性と省エネ性
間取りやデザインは目で見て判断できますが、室温の維持のしやすさや、冷暖房にかかる費用など、目に見えない部分の断熱性や気密性は判断できません。
購入を決める前に、断熱性や気密性、空調設備などについて確認することが大切です。
家づくりへの考え方が建売住宅の特性にあっている
何もかも自由に決められる注文住宅をこだわりが活かせると魅力に感じる人がいる一方、自由度が高すぎてどうしたら良いのかわからない、ある程度コーディネートされている家の中で自分の好みに合う家を見つけたいというような人もいます。
そのような考えの人にとっても、建売住宅やセミオーダータイプの分譲住宅は、負担を感じることなく進められる家づくりです。
家族の為の家づくりを進めたいが何から始めようか迷っているというような場合には、お気軽にご相談ください。
最適な家づくりの方法で理想の家の実現をお手伝いさせていただきます。
施工エリア:二宮町・大磯町・平塚市・茅ケ崎市・藤沢市・寒川町